カットフラワーガーデンという考え方-切り花専用花壇を作る
BBCのガーデニング番組「Gardeners' World」のバックナンバーをアマゾンプライムで見ています。
ガーデニングのアイデアがたくさん詰まっていて、イギリス人はこんなふうに考えてガーデニングを楽しんでいるのか、と毎回感心させられております。
今回は、カットフラワーガーデンという考え方が面白いと思ったので、ブログに書いておくことにしました。
カットフラワーとは、「切り花」のこと。
庭に花を植える、あるいは花壇を作るとき、庭に植えられた状態を鑑賞するのが目的だと思います。
でも、ときには、きれいな花を切って家の中に飾りたいというときもありますよね。
切り花として楽しめる花と、花壇の花として楽しむ花とでは、育て方が違っていたり、そもそも切り花に向かない花もあります。
だから、切り花として楽しむ花専用のガーデン(ベッド、あるいは花壇)を作りましょうという話です。
庭の一角に、切り花用の花を育てるための専用セクションを作るのですね。
切り花として利用する花を植えるので、花壇としての色どりやデザインを考える必要はありません。
切り花に欲しい花、欲しい色を、もっともよく育つ状態にして育てるわけです。
切り花として使う花は、できるだけ茎がまっすぐに伸びるほうが、アレンジしやすいです。
まっすぐなステムを作るためには、そのための剪定の仕方をしなくてはいけません。
切り花に使うなら、やはりちょっと華やかな花が少しはほしいと思います。
ダリアとか、グラジオラスなどが向いているかもしれませんね。
切り花として使える花はたくさんあります。
ただ、切ることを目的として育てる場合、どうしても、花壇としてはまとまりのない感じになると思います。
だから、わざわざ「切り花用の花セクション」に分けて育てるのです。
私たちは、まだまだそこまで計画的なガーデニングはできていなくて、庭の花を切り花として使うときもランダムです。
そのとき、咲いている花を摘んで使ったり、畑の背後になって、家からは見えにくい場所にある花を切って使ったり…という感じ。
まさに、行き当たりばったりなのですが、ゆくゆくは計画的なガーデニングをしたいと思っています。
学ぶことがたくさんあります。
ガーデニングも奥が深いですね。